活動概況

2008年 活動概況

2008年12月8日 「米国家庭医からみた日本版総合医プログラムへの提案」
ミシガン大学 家庭医療科 神保 真人
超高齢社会を支える理想の家庭医はどのようなものかについても研究を進めておりますが、一つのモデルとして海外の総合医・家庭医についても調査を進めております。
その一環として2008年12月5日にセミナーを行いました。
講演内容は下記PDFでご覧いただけます。

PDFダウンロード(1.2MB)

2008年12月5日 21世紀漢方フォーラム「総合医の漢方教育を考える」開催
2008年12月5日に、第2回 21世紀漢方フォーラムを開催いたしました。
NPO健康医療開発機構http://www.tr-networks.orgとの共催
http://www.tr-networks.org/usr/NPO-usr-504-042.html

PDFダウンロード(7.3MB)

2008年11月27日 第2回医師のキャリアパスを考える学生の会
渡辺賢治:日本版総合医を考える
http://students.umin.jp/kikaku.html#watanabe

2008年11月17日 科学技術振興機構中国総合研究センター第12回研究会講演録 今後の医療への漢方の貢献と診療情報の国際的協調

2008年11月7日〜8日、九_山庄, 北京

前列左から

2008年11月5日 日中友好病院で発表「消化管に働く漢方薬」

東北大学医学部腫瘍内科

2008年10月22日 MRIC(医療系メーリングマガジン)へのご投稿「日本版総合医は漢方を活用すべきである」

2008年10月11日-18日 Claudia Witt先生滞在

2008年9月13日-10月30日
ドイツ・ベルリン Charite大学Lydia Hotternbacher先生滞在

2008年9月 医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方研究班が立ち上がりました。
渡辺賢治は班員として参加しております。

2008年9月13日 漢方医学センター開設記念シンポジウムならびにパーティー開催

2008年9月10日—12日日本神経化学会大会。富山

・佐藤菜名子、清和千佳、築地謙治、漆瀬道洋、佐藤友里恵、品川理佳、下田泰治、阿相皓晃、渡辺賢治。オロゴデンドロサイトの成熟に伴うMBPの局在の変化。

・築地謙治、生井和樹、漆瀬道洋、皆川紗代、中田英之、石毛敦、渡辺賢治。慢性社会的ストレスが行動および脳内遺伝子に与える影響。

・漆瀬道洋、築地謙治、佐藤菜名子、佐藤友里恵、石毛敦、阿相皓晃、深井文雄、渡辺賢治。発達段階によるMBPisoformsの分布や特性の違い。

・中田英之、西村甲、高鵬飛、村上優、築地謙治、石毛敦、渡辺賢治。産褥期のストレスは仔の成長傷害を引き起こす

2008年9月11日 ライセンウェーバー先生 来室

2008年8月30日-31日 和漢医薬学会

・金子篤、木戸敏孝、山本雅浩、渡辺賢治、加瀬義夫。全身免疫と氣剤。

・新見正則、石毛敦、渡辺賢治。漢方薬によるマウス心臓移植片の生着延長効果に関する検討。

・宗形佳織、大竹英恵、小倉智幸、日置恭司、山本雅浩、石毛敦、渡辺賢治。IQIマウス大腸のtype1インターフェロン産生における十全大補湯の影響。

・戸田雄大、齊藤奈緒子、大井かんな、小野哲也、井桁慎太郎、五十嵐信智、伊藤清美、山本雅浩、石毛敦、渡辺賢治。肝臓におけるCYPの発現に及ぼす腸内細菌の影響。

・渡辺陽子、三浦尚子、福武昌人、山本雅浩、石毛敦、武田純三、渡辺賢治。インドメタシン誘発腸炎における黄連解毒湯の作用機序 -アデノシンシステムとの関わり

・高鵬飛、中田英之、村上優、吉野雄大、西村甲、石毛敦、渡辺賢治。育児期母マウスへのストレス負荷が仔マウスに与える影響 -六味丸投与の検討-。

2008年8月14日—21日 日本ブラジル交流年 慶應義塾創立150年記念イベント
ブラジル移民100周年・慶應義塾創立150年記念国際シンポジウムにてブラジル サンパウロ訪問
http://keio150.jp/events/2008/20080816.html

ブラジルのグロボTVの取材を受けました

サンタクルス病院の方々と

サンタクルス病院協力事業

1930年8月、外務省の嘱託医として派遣された慶應義塾大学医学部出身の細江静男医師は、日本移民のための病院の必要性を感じ、日本病院設立に尽力した。設立に当たっては慶應義塾から鎌田竹次郎(大正12年卒)、竹内善次郎(昭和3年卒)、木村稔(昭和7年卒)の3人の医師と加藤セツ、山本スエの2名の看護師が赴任した。その後第2次世界大戦が勃発したために、経営母体が日系社会からブラジル政府に移管されサンタ・クルス病院と改称し1990年に再び日系社会が経営に参加するようになり現在に至っている。今回は理事長の横田パウロ氏(元ブラジル中央銀行理事)の要請で本事業の一環として招聘された。

その背景として伝統医療に対する世界的な潮流を受け、ブラジルでも鍼灸・生薬療法が盛んに行われるようになった。しかしながら中国系のものが主であり、今回のブラジル移民100周年を記念して日本の漢方を紹介することが目的である。

■活動報告
8月16日(土)12時〜13時 第11回ブラジル医師鍼灸学会ならびに第3回国際医師鍼灸統合医療学会特別講演 「MEDICINA KAMPO-FITOTERAPIA JAPONESA」
主催:ブラジル医師鍼灸学会 於:FECOMERCIO
ブラジルでも鍼灸治療は盛んであり、多くの医師が鍼灸を取り入れている。本学会の特別講演で日本の漢方医療の紹介をした。

2008年8月17日(日)9時〜16時 「漢方医学のテクノロジーと応用」(医師向け漢方初級講座)
主催:日伯サンタクルス病院 後援:日伯サンタクルス病院 協力:サンパウロ大学医学部予防医学科、サンパウロ大学医学部生涯学習委員会 於:サンパウロ大学医学部予防医学科
18名の医師の参加があった。開会の挨拶はサンパウロ大学小児科のエジナ・マリア・ジ・アルブケルケ・ヂニス助教授が行った。医師向け漢方の初級講座で日本の漢方の現状、基本的概念、診察方法(舌診・腹診等)を講義した。非常に熱心な参加者で数多くの質問を受けた。

2008年8月18日(火)10時〜11時30分 市民講座「漢方に学ぶ健康の考え方」
主催:サンパウロ大学医学部生涯教育委員会 後援:日伯サンタクルス病院
一般市民向け漢方講座を行った。150名の参加があり、日本語で講演し、通訳をサンパウロ在住の秋山一誠医師が行った。司会進行はサンパウロ大学医学部予防医学科のジョゼ・ヒカルド・アイレス教授が行った。
※講座で使用したスライドをご覧いただけます。(ポルトガル語・日本語)

■まとめ
行くまでは遠い国、というイメージしかなかったが、ハイテク技術も有している国であった。伝統医学に対して高い関心があり、市民講座には9のメディアが取材に来た。またグロボTVでの取材など、漢方に対する関心の高さが印象的であった。欧米諸国と異なり医師が行っているところが印象的であった。サンタクルス病院では秋山医師が既に漢方教育を開始しており、今後もサンタクルス病院との交流が深まることが期待された。また市の方針としても積極的に伝統医療を取り入れるということで、市職員でサンパウロ大学医学部出身のTazue Hara Branquinho氏からも今後の市の活動への協力要請があった。
一方日系社会というものの一端に触れる機会があった。サンタクルス病院はもともと日本病院という名で1939年に落成した病院であるが、この設立に慶應のOBである細江静男医師が関わっており、慶應から赴任した3名の医師、2名の看護師が開設当初の医療を支えていたことを知った。また森口幸雄医師(昭和23年卒)は南リオグランデカソリック大学老年医学研究所の教授を長年務められ、ブラジルにおける老年医学の基礎を作られた。慶應義塾の先輩方がまさに世界で活躍されていることを知ることができた。

プログラムはこちらをご覧ください。サンタクルス病院協力事業シンポジウムプログラム

2008年7月31日 高校生体験講座
http://www.admissions.keio.ac.jp/taiken/courses/course_16.html

2008年7月28日 学問のすすめインタビュー
http://keio150.jp/mm/bn011.html

2008年7月25日-26日 日本医学教育学会

2008年7月18日 21世紀漢方フォーラム「生薬資源を考える」開催
http://www.tr-networks.org/usr/NPO-usr-504-035.html

2008年6月9日 Zhang Xiaorui先生訪問(写真中央)

2008年6月7-9日 日本東洋医学会 仙台

・渡辺陽子、長田高志、岡安維蓉、西村甲、秋葉哲生、渡辺賢治。特発性外転神経麻痺に柴胡剤と駆_血剤の併用が有効であった症例。

・西村甲、中田英之、石毛敦、渡辺賢治。腸内細菌の変化からみた虚弱児に対する小建中湯類の効果。

・中田英之、西村甲、石毛敦、秋葉哲生、渡辺賢治。主要家族構成員の治療開始後に順調に改善した産褥欝の症例。

・新見正則、渡辺賢治、石毛敦、西村甲。新しく開発した冷え症質問票を用いた当帰四逆加呉茱萸生姜湯と塩酸サルポグレラートの冷え症改善に関する臨床検討。

2008年4月8日 マレーシア政府
Mr. MOHD. ZULKIFLI BIN ABDUL LATIFbr> Senior Principal Directorbr> Inspectorate & Enforcement Sectionbr> 漢方医学センター訪問

写真左は厚生労働省国際課 猿田紀子さん

集合写真(慶熙大学講堂前)

オーストラリアRMIT、Dr. Charlie Xueと渡辺がco-chair

ReporterのDr. Rosemary Robertsと打ち合わせ

2008年4月14日—17日 WHO-FIC会議 ジュネーブ

International classification of traditional medicine (ICTM)についてのミーティング
左からDr. Robert Jakob (WHO medical officer), 渡辺賢治、首藤健治(国立循環器病センター)、Dr. Zhan Xiaorui (WHO traditional medicine coordinator), Dr. Tevfik Bedirhan Ustun (WHO coordinator, Measurement and Health Information Systems) 一人おいてDr. Richard Madden (University of Sydney)

右から 首藤健治(国立循環器病センター)、渡辺、Dr. Robert Jakob (WHO medical officer)、堺常雄(聖隷浜松病院長、日本病院会副会長)

2008年4月7日-5月2日 Suyin Chi (米国テンプル大学医学部4年)

2008年3月27日-3月1日 第3回ICCMR(international congress on complementary medicine research)

・Munakata K, Takashima K, Yamamoto M, Ishige A, Watanabe K. The effect of a herbal medicine(Juzen-taiho-to)in the large intestine implications for mechanism of prevention of infection.

・Watanabe Y, Miura N, Fukutake M, Yamamoto M, Yamaguchi R, Miyano S, Ishige A, Takeda J, Watanabe K. Japanese herbal medicine orengedokuto prevents indomethacin-induced enteropathy: an analysis by microarray and metagene profiler.

University of Western Sydney, Centre for Complementary Medicine ResearchのAlan Bensoussan先生(中央)と

発表した大学院生渡辺陽子(左)と宗形佳織(右)

2007年の留学生 Jennifer Kimと特大あわびのしゃぶしゃぶ

2008年2月1日 平成19年度厚生労働研究統計情報総合研究講演会「厚生労働統計における展望について」 渡辺賢治 「WHO東アジア伝統医学疾病分類と漢方の疾病分類」
2008/2/1 東京 厚生労働省報告会
http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/topics/tp0803/tp0803.htm#4

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