皆様のおかげで無事、「秋の漢方集中講座」を終えることができました。今回の講座は3日間連続のものでしたが、延べ人数36人もの参加者が集まり、慶應大学の医学部・薬学部のみならず東京医科大学や東京女子医科大学の方にも参加していただきとても盛況いたしました。 渡辺賢治先生の総論に始まり、山内先生の消化器内科領域の漢方治療、渡辺賀子先生による女性のための漢方治療、吉田先生による整形外科における漢方治療、小川先生の泌尿器科における漢方、そして最後に今津先生による外科における漢方といった内容でした。一見「漢方には関係がないのでは?」と思わせるようなタイトルもありますが、それぞれの科においていかに漢方が役立っているのかを分かりやすく説明していただけ、さらには学生が漢方を学ぶにはどのようにすればよいか、そしてそれがどんな意義があるのかを自己の体験談などから語ってもらうことができ、学生にとってとても貴重な経験となりました。 多くの先生が「漢方は使ってみることが大事」とおっしゃられることもあり、最終日には葛根湯と六君子湯を試飲させていただくことができました。煎じたての漢方薬を飲める機会というのは学生にとっては本当にまれなことであり、漢方に対する意欲がますます掻き立てられました。 最後になりましたが、講義してくださった先生方、様々なバックアップをしてくださった漢方医学センターの先生方、そして連日講義に参加してくださった方々本当にありがとうございました。 |