修士・大学院生募集

はじめに


 慶應医学部漢方医学センターでは医学修士、大学院生を募集しています。当センターでは、1)臨床にフィードバックできる基礎研究、2)研究デザインに基づく質の高い臨床研究、を行っております。漢方医学の横断的診療要素を生かして、患者を前にした時に東西両医学を組み合わせることで最高の医療ができます。しかし、漢方薬の作用機序については不明な点も多くあります。漢方薬の有効性、作用機序を解明していくことは、大変重要な課題であると考えております。

(1) 個別化治療の特性を生かした漢方の新規臨床エビデンスの創出
漢方は患者主観を重んじる医学、かつ個別化の医療です。平成20年度から厚生労働科学研究費によって個々のデータを集積し、それをデータマイニングの手法により漢方の新規エビデンスの創出を行っております。本研究は東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター、東京大学工学部との共同研究で、わが国における漢方の主要施設と連携しながら推進しております。
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タッチパネル

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冷えのある患者のパターンを可視化

(2) 神経変性疾患に対する漢方治療
漢方薬にも再生医療に使えそうなものがあります。われわれの研究で、漢方薬には脱髄神経細胞の再髄鞘化をするものがあることが分かりました。このメカニズムを応用して、多発性硬化症や老化した脳における脱髄の回復に役立てることがでるようにさらなるメカニズムの解明を行っております。

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Nanako Sato, Chika Seiwa, Michihiro Uruse, et al., “Administration of Chinpi, a Component of the Herbal Medicine Ninjin-Youei-To, Reverses Age-Induced Demyelination,” Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, vol. 2011, Article ID 617438, 9 pages, 2011. doi:10.1093/ecam/neq001

(3) 認知症に対する漢方治療
さらに認知症に対しても漢方治療の可能性があります。現在は基礎研究レベルで研究を進めていますが、臨床応用についても研究計画を進めています。
(4) インフルエンザに対する漢方治療
漢方治療は慢性疾患のみならず、急性の感染症などに対しても大きな効果を示します。特にインフルエンザに対しては、治療および予防において大きな役割を果たす可能性があり、現在基礎研究を行っておりますが、臨床研究も計画中です。

修士課程2年、博士課程4年です。当講座では、通常の大学院講義以外に漢方医学の基礎理論、古典読解、臨床研修にも参加可能です。

大学を卒業した者、あるいは来年度末で終了予定の者

若干名

面接および当大学院入学試験を受験のうえ、採用を決定します。

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